ほとんどの親御さんは「勉強しなさい」と言うもの。
「うざいなぁ」と感じている学生さんもいるかもしれません。
テストの点数が悪かったり、成績が落ちたらそれこそ「勉強しろ」の連呼が起きかねません。
すると学生さんも「いい加減にしてくれ」とふてくされ、「もう勉強なんかしない!」と自暴自棄に陥ることもあるでしょう。
そうなる気持ちもわかりますが、クイズ番組などで活躍している砂川信哉さんによると、やっぱり前向きとは言えません。
砂川さんの著書「大学受験がしんどくなったときの息抜きのヒント」184~187ページから一部を抜粋して紹介します。(この本は参考になりますよ!)
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大学受験がしんどくなったときの息抜きのヒント
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親御さんがうるさいのは自分にも理由が?頑張っているなら伝えてみよう
親御さんが”口うるさく”なるのは、子供さんを気にかけているから。
砂川さんもそのようにお考えです。
親御さんも人間ですから、いつでも最適な言葉を選んでかけられるとは限りません。
あなたの将来について心配しているからこそ、強い言葉が出てしまうときもあります。
親御さんも理由なく小言を言うわけではありません。
そのような言葉を引き出している自分にも問題はないか考えてみてください。
普段からダラダラ過ごしていて、親御さんを心配させるような態度をとっていませんか?
それでは親御さんも余計心配になりますし、神経質にもなるでしょう。
あなたの置かれた状況は、あなたの行動が招いた結果である、ということは自覚しておかねばなりません。
いやいや自分は頑張ってるよ、というあなたは、それを親御さんに話してみるのもひとつの手です。
すでに精一杯頑張っているのに結果がついてこないというのであれば、今まで自分が何をやってきて、どういう点に問題があって、その改善のためにどうすればよいのかをよく考えて、言葉で説明しましょう。
とはいえ、いろいろ言われると気分が悪くなるのは事実。
これを解決するにはどうすれば良いのでしょうか?
解決策と絶対にやってはいけないこと モチベ低下を親のせいにする
解決策のひとつは、親御さんを見返してやる!という気持ちを勉強の意欲に変えることです。
あれこれ言われないための一番の近道は、よい成績をとって文句を言わせないことです。
親をよい意味で黙らせる、ということをモチベーションに勉強を頑張るのはいかがでしょうか。
極めて前向きであり、これがおそらくベストの解決策ではないでしょうか?
対して絶対にNGなこともあります。
いちばんしてはいけないことは、自分のモチベーションが下がって勉強をやめてしまい、その原因を親のせいにしてしまうことです。
親に何か言われて、「うるさい!今やろうと思っていたのに、集中できないじゃないか!」と言い返して、結局勉強をやめてしまう。
あなたは経験ありませんか?よくある光景ですね。
一番ダメと言われても、意外とあるあるではないでしょうか?
しかしこれがいかに情けないことか、砂川さんはこうした例えで解説されています。
あなたは歯を磨いているときに何かを言われても「うるさい!歯磨きに集中できないじゃないか!」などと同じことを言いますか?
自分が勉強を習慣的にできていないということを、自分の言葉で証明してしまう。情けない真似は今すぐやめましょう。
ましてや、親のせいにするなど言語道断です。
勉強に限りませんが、「誰かのせい」にして自分が進歩することはありません。
親御さんの言葉にカチンとくることは確かにあるでしょう。
しかし考え方によってはそれを勉強するモチベーションに変えることもできます。
砂川さんの意見も参考にしてみて下さい。