理数系専門塾エルカミノ代表の村上綾一さんが、著書「中学受験で成功する子が 10歳までに身につけていること」でそろばん塾や公文教室について語られています。

これらには通ったほうがいいのでしょうか?

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中学受験で成功する子が10歳までに身につけていること
※サンプルを読む・Kindle版あります


同書の142~143ページから一部抜粋して紹介します。(この本は参考になりますよ!)

そろばん・公文式教室は基礎学力習得に効果的

結論から書きますと、村上さんはこれらの教室を「基礎学力をつけるのに効果的」として推奨されています。
 
さらには学力以外のメリットも期待できます。

学校では十分でない基礎学力の補てんという点で、そろばん教室や公文はとてもいいと思います。
 
また、級が上がる、トロフィーがもらえるなど、達成感も得られます。
 
それは学習へのモチベーションになります。
 
実際、計算力がつきます。低学年に必要な反復練習が十分になされるので、効果が出るわけです。
 
通うことで、勉強のリズム・生活のリズムが整うというメリットもあります。
 
教室で勉強する子供

発想力や思考力も基礎学力があってのものです。

子どもに、発想力・思考力・想像力をつけたいと日々奮闘し、願っている塾講師も、そろばん教室や公文に行くことで、それらがそがれるなどとは、少しも思っていません。
 
むしろ、そうして基礎学力をつけるところから、発想力などにつながっていくと思っています。

推奨しているのは村上さんだけではありません。

月刊誌「中学への数学」(東京出版)などに寄稿しておられる、数学オリンピックを目指す学生のための駿台英才セミナー講師の栗田哲也氏も、その著作「数学に感動する頭をつくる」(ディスカヴァー・トゥエンティワン)の中で、次のように書いておられます。
 
「そろばんを経験したものは、頭の中にイメージ(この場合は数のイメージ)を思い浮かべる力があるので将来的に伸びていくのです。
 
そうか、公文式は単に計算力を鍛えるだけでなくて、そろばんにとって代わる役割を果たしていたのだ、と私は思ったのでした」
 
基礎学力なくしては、何事も始まりません。
 
そのために、そろばん教室や公文を利用することは、とてもいいことだと思っています。
 
勉強する子供

小さい頃の基礎学力は極めて重要です。
 
「うちの子勉強は大丈夫かな?」と不安があるなら、そろばん教室や公文式を検討してはいかがでしょうか。
 
1日10分で大丈夫! 「自分から勉強する子」が育つお母さんの習慣
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