「なんで言うことを聞かないといけないの?」

と子供から聞かれたら、どう答えますか?
 

 
落語家の春風亭一之輔さんは、「大人を舐めんなよ!」と叱るそうです。

(このコンテンツはプレジデント Family2017年秋号94ページを参考にしています)

「大人を舐めるな」有無を言わせず子供を従わせるべき場面

一之輔さんは2016年の夏に海外公演を行いました。
 
家族旅行も兼ねていたので子供さん達も同行したのですが、次男さんは団体行動がストレスになったようで、「アイスを買ってくれ」「もっと遊びたい」と何かと駄々をこねたそうです。
 
その時の会話を再現すると、こんな感じでした。

(旅先で)
子「ねぇ、アイス買って」
 
親「今はダメ。我慢しなさい」
 
子「どうして大人の言うことを聞かなきゃいけないんだよ」
 
親「大人がいないと、おまえは生きていけないだろ?ここで置いていかれて、一人で生活できるか?今すぐ一人になって生きていけるか?」
 
子「・・・できない」
 
親「悔しかったら、早く大人になれ。大人を舐めんなよ」

「舐めんな」とは、子供にはあまり言わないように思えますが、その真意について、一之輔さんはこう解説されています。

ギャーギャー言えば、大人は最終的に折れると思っているわけですから。
 
でも、約束を守らなかったり、周りに迷惑をかけたりすることは、どんなに泣きわめいても許しちゃいけない。
 
大人は断固とした態度をとるべきなんです。熱くなると、私は本気で怒りますからね。
 
子供を叱る親
 
で、カミさんに言われるんです。「あなた、大人げないわよ。もっと大人になりなさい」って(笑)。

管理人は、子供に対して「有無をいわさず言うことを聞かせる」ことが必要な場面は絶対にあると考えています。理屈ではなく、「ダメなものはダメなんだよ!」といわなければならないのです。
 
一之輔さんのように「絶対に許さず、断固とした態度をとる」ことがなけれは、公共の場で騒いで走り回るような子供を作ることになってしまいます。
 
結局これは子供のためになりません。「大人が子供にたたき込むべきこと」は必ずあります。
 
「舐めんな」は乱暴なようにも聞こえますが、子供に社会性を身につけさせるためには使うこともありえる言葉だと管理人は考えます。

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