理数系専門塾エルカミノ代表の村上稜一さんが、著書「中学受験で成功する子が 10歳までに身につけていること」で、子供の小学校入学前の準備について解説されています。

村上さんによると、子供の小学校入学までに親御さんは2つのしつけを終わらせておくべきとしています。
 
そうしないと子供が勉強嫌いになってしまうリスクもあるそうです。

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中学受験で成功する子が10歳までに身につけていること
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その2つのしつけとは何でしょうか?同書の31ページから一部抜粋して紹介します。(この本は参考になりますよ!)

時間厳守と整理整頓 学力にも影響する入学前の準備 躾けるコツ

村上さんは「入学前に身につけておくべき習慣とは?」として、2つの点を挙げています。

時間厳守・整理整頓がしつけられていると、学習にも反映します。
 
子どもが小学校に入学して、突然「4時になったから宿題をやりなさい」と言っても、時間を守るしつけがされていないとしたら、とても難しいでしょう。
 
整理整頓がしつけられていない子どもに、「明日の学校の用意をしなさい」と注意しても、できるものではありません。
 

村上さんによると、この2つを躾ける際に勉強を絡めてはいけません。

時間厳守や整理整頓を、勉強に関わることでいきなり行わせるのはいけません。
 
就学前に、ふだんの生活の中で時間厳守・整理整頓を習慣化しておきましょう。

これらは入学前に身に着けていないと、学校が始まってから勉強嫌いを招きかねません。

時間を守ることが習慣化されている子どもだから、宿題をやる時間や提出する期限を守ることができるのです。
 
整理整頓を知っている子どもだからこそ、学校の準備ができるのです。
 
”宿題をする”ために”時間を守る”ということは、子どもにとっては二重の負担。
 
「入学前まではそんなことなかったのに、楽しいことを切り上げなければならない。そうしてすることといえば勉強」、これでは勉強嫌いになりかねません。
 

小学生から勉強嫌いになっては、その後の学力向上など望むべくもありません。
 
この2つの躾は最優先と言っても過言ではないでしょう。