理数系専門塾エルカミノ代表の村上稜一さんが、著書「中学受験で成功する子が 10歳までに身につけていること」で小学生の英語教育について解説されています。
おすすめのやり方と共に、「日本語を優先する」との主張もあります。
Amazon
中学受験で成功する子が10歳までに身につけていること
※サンプルを読む・Kindle版あります
同書の184~186ページから一部抜粋して紹介します。(この本は参考になりますよ!)
楽しみながら英語学習 歌を歌うのがおすすめ
村上さんは小学生の英語学習に賛成ですが、学び方には条件をつけています。
小学生のうちから英語を学ばせるか否かは、賛否両論あります。
私は、触れておく必要はあると思っています。
ただし、机に向かって文法をやるような英語学習ではなく、楽しみながら英語に親しむのがいいでしょう。
村上さんおすすめの方法はこちら。
私はまず、英語の歌を歌うのが一番いいとおもいます。楽しみながら、英語を発音するのに最適です。
家庭で難しそうなら、英会話スクールに通う方法もあるでしょう。
テレビを活用するのも一つの方法です。
番組の中で「今度は君の番だよ」と発音させるので、子どもは耳から聞いてまねします。
英語には、学習をつまずかせる特有の要素があります。
それを防ぐには…
中学生になって英語につまずくのは、発音することを恥ずかしいと思う子どもたちです。
語彙を増やす方法としてよく言われるのが音読ですが、恥ずかしくてついつい音読を避けがちになると、英語学習には何かと不利です。
そうならないためにも、小さいうちから英語を発音することに慣れておきましょう。
文法より、発音重視で進めてください。
それさえしておけば、出遅れることはありません。
英語に興味を示した子供には多読も まずは国語の学習優先で
子供が英語に興味を持ったら、絵本を読ませるのがおすすめです。
子どもによっては、英語に深い興味を示すかもしれません。
そういう子どもにすすめたいのが多読です。アメリカの絵本などを読ませましょう。
高学年になったら、物語を読ませるのもいいのですが、適正なレベルであることが必要です。
しかし小学校低学年では、まだ日本語も完全ではありません。
そのため…
英語は、いずれの受験でも合否を分ける重要な科目。
とはいえ、小さいうちから机に向かって勉強させることが、適正かどうかは疑問です。
日本語もおぼつかないからです。
幼少期の言語学習は、あくまで国語がメインになります。
幼少期から小学生にかけての英語学習は、国語を学ぶことを圧迫してまでも、時間を割くことはないと思います。
英語に触れること、発音に慣れることを意識して、英語を身近なものにしておきましょう。
子供が小さいうちの英語は、勉強よりも”親しむ”対象と考えたほうが良さそうです。
まずは国語をしっかり習得させましょう。