買い物に行った時、子供に「好きなものをひとつだけ買っていい」と決めることはよくあるのではないでしょうか。
 
しかし、子供があれも欲しい、これも欲しいと駄々をこねるのもよくあることです。
 

もちろん買ってあげるのはひとつだけなのですが、こんな時子供にどんな声をかけますか?
 
つい「我慢しなさい!」「要らないでしょ!」と言ってしまいそうですが、パーソナルコーチとして活躍する岸英光さんによると、それはNGなのだそうです。
 
岸英光氏の著書一覧(レビューあり)

「あれもこれも欲しい」と子供が駄々をこねたら

「それもこれも必要ないでしょ」「わがまま言わないの!我慢しなさい」と頭ごなしに叱るのはよくありません。
 
「必要ない」というのは親の価値観であり、好奇心旺盛な子供には理解できないのです。
 
それをわがままだ、と興味や気持ちを一方的に否定されたら子供は反発します。
 
 
それでは、どう声をかければ良いのでしょうか?
 
岸さんは「1つと決めたのにどうしたの?」といった声かけを推奨しています。
 
 
これは答えを限定しないオープンクエスチョンです。これにより、子供は自分の内側を探り、本当に欲しいもの、大切なものは何かを考えて、自分で決断する練習になるのです。
 
「お父さんも衝動買いをして何度か失敗したことがあるよ」など、親の経験に基づいた失敗談などを伝えるのも、子供が考えるヒントになるのでおすすめです。
 
ただし、子供の話を受け止めながらも、「ひとつだけ買う」と決めたことは変えてはいけません。