このコンテンツを作っているのは8月上旬。子供たちは夏休みの真っ最中です。
 
キャンプに出かけるという家族も多いのではないでしょうか。
 
 
キャンプはお父さんが頼もしい姿を見せるのにもってこい。ついつい何でもやってしまいがちですが、子供のコーチングに適した機会でもあります。

岸英光氏の著書一覧(レビューあり)
 
パーソナルコーチの岸英光さんは、キャンプでの子供とのやりとりにおける、コーチングの例を以下のように解説しています。

テントを張る場面で 子供へのコーチング

例えばテントを張るにしても、「こうやるんだよ」と教える「ティーチング」でも良いのですが、コーチングの観点から理想的なのは「どうしたら良いと思う?」という声かけです。
 
子供に寄り添って、意見に耳を傾け、子供が自分で考えることを重視するわけです。

NGな声かけと理想的な声かけ

コーチングの観点からは、これらの声かけはNGです。
 
「こうすればうまくいくよ」
「それじゃダメだな。お父さんがやるよ」
 
親がやり方を教えてしまうと、子供が試行錯誤しながら解決法を探る喜びが味わえません。未知のこと、新しいことにチャレンジする精神も育ちにくくなります。
 
対して、「どうしたら良いと思う?一緒に試してみよう」といった声かけは、子供に考える機会を与えているので理想的です。
 
結果的にうまくいけば子供は達成感を味わえますし、そこでお母さんが「居心地のいいテントができたね!ありがとう!」と子供に感謝の気持ちを伝えれば言うことなしです。
 
子供は自分が成し遂げたことでお礼を言われれば、人に貢献する喜びを感じると共に、大きな自信を身につけます。

失敗しても問題なし

あれこれ試して、失敗しても良いのです。
 
親御さんがテントに使う部品を間違えたり、ちょっと不格好だったり、キャンプの料理を焦がしたりしても問題ありません。
 
失敗を楽しむくらいの姿勢であれば、子供は「失敗しても大丈夫なんだ」という価値観を持ちます。
 
そうすれば失敗を恐れずチャレンジできるようになるのです。