子供をほめる重要性はすでに広く知られています。
しかし何の考えもなくほめ言葉を連発しても、子供の心に響かないばかりか子供にネガティブな感情を抱かせる原因にもなりかねません。
効果的にほめるには、いくつかの原則があります。
このコンテンツでは、その原則を10個紹介します。
ほめる際に必要な、言葉以外の要素についてもまとめています。
(「THE ほめ方・叱り方」62~65ページを参考にしています)
子供を効果的にほめるための十原則
「THE ほめ方・叱り方」で紹介されている十原則は以下のとおりです。
原則2 ほめてほしいところをほめる
原則3 向上したところをほめる
原則4 相手も意外だと思うところをほめる
原則5 すかさずほめる
原則6 成果も経過もほめる
原則7 他の人を介してほめる
原則8 他の人の前でほめる
原則9 改善点を示しながらほめる
原則10 ほめ言葉を言った後に皮肉を言わない
記事では、ほめる際に注意する点も指摘されています。
「誰がほめても良い」というわけではなく、ほめる言葉を発する人自身に魅力があるかどうかが重要です。
ほめる人に誠実さが備わっていないと、言われた側は「言葉に心がこもっていない」と感じることもあります。
またお互いの間に信頼関係が築かれているかも重要です。
ほめても「何か下心があるのでは」などと勘繰られる関係では、ほめる効果など望むべくもありません。
これは原則8の「他の人の前でほめる」際に特に注意しなくてはいけないポイントです。
ほめる人自身に魅力や信頼がないと、周囲の子供はいらぬ詮索をしたりと冷めた反応しかしないことも考えられるのです。
THE ほめ方・叱り方