東進ハイスクール英語科講師で、子供達の成績を短期間に伸ばす”カリスマ先生”として知られる安河内哲也氏は、独自の指導法で生徒・親御さんの支持を集めています。
 
安河内講師の指導の特徴は、「○○しなさい」と子供に指示するのではなく、子供が自発的に勉強したくなる工夫があることです。


 
以下に、安河内講師が小学生向けに推奨している、各科目の勉強法を紹介します。
 
いずれも、子供が「楽しい」「面白い」と興味を持つことを狙いとしています。

国語 伝記を勧めてみる

国語力を高めるのに読書は欠かせませんが、いきなり名作を読ませようとしても、子供に興味がわかなければ本嫌いになる恐れもあります。
 
偉人やスポーツ選手の伝記は楽しく読めるので、読書への抵抗感を感じません。
 

 
加えて、伝記の中に出てきたエピソードが授業や普段の会話で出てくると、「その話知ってる!」と子供が優越感を持ち、「もっと知りたい、読みたい」というモチベーションにつながります。 

内容によってはマンガもOK

「勉強の敵」とイメージされがちなマンガですが、作品によっては子供の知識や語彙力を増やしてくれます。
 
伝記や歴史マンガなら、すぐ読まなくとも一種の”事典”として置いておき、疑問が起きた時に手に取るという使い方もできます。
 
ドラえもんなどのキャラクターが、科学や歴史を解説するマンガも、同じ理由でおすすめです。 
 

PR

算数 パズルを解いてみる

 
安河内講師によると、算数が得意な子供の家庭には、共通点があるそうです。
それは
 
魔法陣やナンバープレースなどのパズルを親子で楽しんでいること
 
です。
 

 
パズルは数字を使う力を、遊びを通して養ってくれます。安河内講師の子供さんも、小さい頃からパズルで遊んでいたので、算数が大好きになりました。 

折り紙「図形問題は頭の中で紙を折るように」

安河内さんの教え子に、算数好きの女の子がいます。その子は、帰省するたびにおばあちゃんから折り紙を教わるそうです。
 
一枚の紙から様々なものを作り出すのが面白く、折り紙が大好きなのです。
 

 
そのせいか、彼女は「図形問題を解くときは、頭の中で折り紙をするように考える」そうです。折り紙は単なる遊びではなく、図形問題を解く力を養ってくれるのです。
 
次のページに続きます。