ちょっと昔の情報で恐縮ですが、子供の就寝時刻についてお知らせします。
平成17年三月に文部省が「義務教育に関する意識調査」を行っています。
中学生で増える遅寝の子供 半分以上が睡眠不足との調査結果も
調査によると、午前0時以降に就寝する小学生の割合は
小学四年生で5.1%
五年生で7.6%
六年生で11.8%
です。
それが中学生になると・・・
一年生で35.2%
二年生で52.5%
三年生で64.4%
と、遅寝の子どもの数が跳ね上がります。
就学児童には少なくとも8時間の睡眠が必要とされています。
中学生であれば朝6~7時頃には起きる生活だと考えられます。ということは半分ほどの中学生が睡眠不足なわけです。
実際にある調査では、小学生の59%、中学生の67%、高校生の74%が睡眠不足を訴えているという結果が出ています。
子供の睡眠不足は脳神経系の発達を遅らせ、感情の抑制やコントロール、注意力・集中力の低下、記憶・学習能力の低下を招く可能性があります。
登校時間ギリギリまで寝ていると、朝食をとる時間もなくなるため、遅寝の生徒は朝を欠食しがちになります。
成長期にある子供にとって朝食がいかに重要かは、改めて言うまでもありません。
いわゆる「夜型」の子供もいますが、試験は朝から始まるので、生活習慣としては朝型のほうが有利です。
睡眠不足だけでなく、栄養不足も招く可能性のある遅寝はできる限り修正しましょう。