4~6歳で月に2回以上、睡眠中におしっこをもらすと夜尿症と診断されます。

5歳児の15~20%に夜尿症があり、原因は膀胱機能の未発達、心理的要因、内分泌系の不調など多岐にわたっていて、特定は困難な場合も多いようです。
 
一般的な治療法としては、「あせらず・怒らず」が推奨されています。





子供の生活習慣を整え、寝る前の排尿指導を基本として、おねしょしなかった日には子供を褒める、というやり方です。
 
日本では「排尿のためであっても、夜は起こさないほうが良い」という主張が多数派のようですが、欧米では夜尿症克服のためには夜も積極的に起こす治療法が主流です。
 
このへんは夜尿症の薬物療法と同様、有効性に対する意見が分かれています。
 
夜尿症は年齢を経るごとに毎年約15%ずつ自然治癒していくという研究結果もあります。
 
結論としては、あせらず怒らず、「そのうち治るだろう」という姿勢が良いようです。