米ハーバード大学の疫学調査の結果によると、母乳で育てられた子供ほど思春期に肥満になりにくいそうです。
9~14歳の小児5614人を調べてわかりました。
4ヶ月間授乳期間が延びると、思春期の肥満リスクを6%減少させることが明らかになりました。
理由としては、母乳のほうが授乳をコントロールしやすいことがあげられています。
人工乳(粉ミルクなど)はつい与えすぎる傾向にあるのだとか。
これと関連してもうひとつ。
赤ちゃん時代の詳しい身体データが残っていた653人を対象に行われた研究によると、生後8日までの体重の増え方が大きい人ほど太りすぎになる率が高いことがわかりました。
アメリカのペンシルベニア大学などの研究チームによって05年4月に発表されています。
成人してからの肥満が、生後のごく初期に決定してしまう可能性があるわけです。
これが個人の体質によるものか、与えられる栄養などによるものか、詳しい原因はわかりません。
しかしいずれにしろ、母乳で育てられた赤ちゃんは思春期および成人になっても太りにくいということは言えそうです。
こういった内容は過信しすぎるのも良くないと思いますが、頭のかたすみに入れておいてはいかがでしょうか。