雑誌「週刊文春」の連載「阿川佐和子のこの人に会いたい」に、脳科学者・澤口俊之さんが教育論を語っている記事がありました。
 
子供の習い事や創造力を養う遊びなど、大変参考になるので一部を抜粋して紹介します。阿川さんとの対談形式の記事です。

阿川 先生は八歳までに色々な経験をすることが大切だと以前からおっしゃっていますよね。
 
澤口 はい。脳に良い影響を与えますから。


阿川 具体的にどんな経験をさせるのがいいんでしょう?いまどきの若いパパやママはやたらお稽古ごとに通わせようとするけれど、これは違いますよね。
 
澤口 そう。まったく必要ありません。もし習わせるとしてもピアノ、次いで算盤だけでいいです。創造力を育むなら、なにより砂場遊びがいいですね。作って壊してという行為ですから。
 
阿川 子供を大事にしすぎて、砂場に何があるか分からないから危ないと敬遠する親が沢山いるそうです。
 
澤口 けしからん話ですよ。危険な遊びこそもっとさせないといけないという研究結果が出ています。綱を渡ったりとか、ジャグルジムとか、危ない遊びをさせないと、社会性が育たないことが分かっているんです。