理数系専門塾エルカミノ代表の村上綾一さんが、著書「中学受験で成功する子が 10歳までに身につけていること」で、小学生の睡眠の重要性を強調されています。
同書の118~119ページから一部抜粋して紹介します。
睡眠時間の管理と朝型生活の確立 親の一番の仕事
村上さんは、子供の睡眠時間管理を「親の一番の仕事」としています。
中学受験に関して、親の一番の仕事は、何だと思いますか。
勉強の管理を思い浮かべる方が多いと思います。もちろんそれもありますが、私は睡眠時間の管理だと思っています。
というのも、子供が睡眠時間を削って勉強しても良いことは無いからです。
人は寝ている間に、昼間やったことの記憶が定着するといわれています。
学習効果を高めるためにも、睡眠時間を確保しなければなりません。
塾の宿題が終わらない、習い事の課題が終わらないなど、睡眠時間を削らないと仕上げられないことが続くようなら、その塾なり習い事は、続けるべきどうかを検討しなければなりません。
子どもは、睡眠時間を削ってまで何かをしても、効果があるどころか、心身ともに弊害のほうが大きいのです。
早寝早起きの習慣はできるだけ早く身につけましょう。
低学年のうちに、早寝早起きの習慣をつけたら、高学年になってもそのリズムは守ってください。
「高学年になったらそれは無理」と思うとしたら、生活リズムを見直しましょう。
勉強のスタート時間が遅くありませんか。そうであれば当然、勉強が終わる時間も遅くなりますから、寝る時間も遅くなります。
朝起きるのが遅くありませんか。そうだとしたら、寝る時間も遅くなります。
食事の時間が削られることはありませんが、睡眠時間は簡単に削られてしまうので、それがリズムになってしまいます。
睡眠時間は必ず確保します。
くり返します。睡眠時間は、絶対に削ってはいけません。小学生なら8時間前後は確保してください。
睡眠時間を削って、中学受験に成功した子どもはいません。
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