これまで何度かにわけて、子供に「論語」を紹介する「こども論語塾」講師の安岡定子さんについて紹介しています。
 
安岡定子さんの著書など一覧(楽天市場)
 
安岡さんは、論語に触れる方法として

親子で一緒に素読する
 
ことを勧めています。

「論語」の読み聞かせ・素読を

まず大人が一行読み、子供が真似て読むを繰り返すのです。
 
厳密には読み「聞かせ」とは言えないかもしれませんが、論語を学ぶのには有効なやり方です。
 
この方法が他の勉強と違うのは、親も一緒に学べる点です。
 
子供は素読した語句はすぐに吸収し、大人は論語の意味を深く味わえます。ほとんどの大人は、学生時代に論語に触れており、親しみがあります。
 
子供に読むことで、間違えて解釈していたことに気づいたり、その後の考え方や人生にも影響を与えることもあるでしょう。新たな人生訓となるかもしれないのです。
 
勉強というと「子供にやらせる」イメージがありますが、論語の素読は親子が一緒に学べるのです。
 
さらには、兄弟や祖父母といった人たちとも話が広がるかもしれません。
 
誰もが一度は学んだ論語に再び触れることで興味が湧き、言葉の解釈などの談義にも熱が入るのではないでしょうか。家族の思わぬ体験や考えを聞けるかもしれません。
 
子供に読み聞かせをする機会があったら、読む素材のひとつに論語を加えてみてはいかがでしょうか。