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このページでは、子供のコーチングにおける三つのキーワード
 
■愛すること
■責任
■人の役に立つ喜び

のひとつ「責任」について、菅原裕子さんの解説を紹介します。

責任 子供のやることに余計な手出しをしない

責任を教えるとは、子供の自主性に任せること、と言えそうです。

「責任」とは、望んだ結果を手に入れるため、自分の行動を選択する能力のことです。


「責任」を知っている人は、前向きで自発的、能動的です。
 
目の前で起きていることに対して、自分にできることがあるという感覚を持っています。
 
望んだ結果が手に入れば自信となり、手に入らなければ「では、どうすればいいのだろう?」と考えて次の手を打つことができます。
 

 
「責任」を教えるには、子供の仕事に余計な手出しをしないことです。
 
支度、宿題、朝起きることなどはすべて、子供自身の仕事です。子供の仕事に親が手出しをしている限り、子供の仕事がうまくいかないのは親のせいです。
 
子供自身が責任を持って行動し、失敗を重ね、試行錯誤することが大切です。
 
その中で、子供は原因と結果のサイクルを学び、「責任」を身につけていきます。
 
ただし、余計な手出しをしないことと、放任は違います。
 
常に愛情を持って子供を観察し、どんなサポートが大切かを考える必要があります。

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