宿題をしている子供が、難しい問題で行き詰まるのはよくあることです。
 
見るからに困っている様子です。
 
こんな時に何と声をかけますか?
 

パーソナルコーチの岸英光さんによると、こういう時の声かけにもポイントがあるようです。
 
岸英光氏の著書一覧(レビューあり)

宿題で行き詰っている子供に声をかけるなら

問題を解くのに苦労している子供に、つい「がんばって!」あるいは「やる気があればできるよ」と言ってしまうことはないでしょうか。
 
岸さんは、これらをあまり良くない声かけとしています。
 
 
「がんばって」は、子供の頑張りを認めていない言葉であり、「やる気がある」ことと、「できる」ことは別だからです。
 
大事なのは子供の努力を認めてあげることなので、
 
「しっかりやってるわね。ちょっと気分転換してみたら?」
 
「一緒に考えてみよう。お父さんも仕事で難問にぶつかったことがあったけど、ギリギリになって解決法が見つかったんだ」

 
などはどうでしょうか。壁にぶつかった時、一緒にいてくれる人がいると、子供の大きな力になります。
 
 
子供が問題をなかなか解けないでいると、つい答えを教えてしまいたくなるものですが、それでは子供は自力で問題を解決したという充実感を感じられません。
 
「やり遂げる力がある」一人の人間として扱われることで、子供は自分が認められていると感じ、あきらめずに粘り強く取り組むことができます。
 
父親が仕事での体験談などを語って具体的なアドバイスを送るのも、子供に物事を考える良い機会を作ります。